清洲同盟(きよすどうめい・清須同盟)は、永禄5年(1562年)に尾張国を治める織田信長と、西三河を治める松平家康(後の徳川家康)との間で結ばれた軍事同盟です。
清州同盟は、美濃国への侵攻を進めたい織田信長と東三河への侵攻を進めたい徳川家康との思惑が一致したことにより、婚姻を伴う対等な軍事同盟としてスタートとします。
もっとも、その後に織田家と徳川家との国力の差が大きく開き始めたため、天正2年(1574年)冬ころには、その性質について徳川家康が織田信長に臣従する形での従属同盟に変化していきました。
もっとも、清州同盟締結中、織田信長・徳川家康の双方がいずれも他方を裏切ることなく続いた戦国時代としては極めて稀な軍事同盟とも言え、織田信長の勢力拡大や、後の徳川家康の名声に繋がった大きな意味のある同盟と言えます。 “【清洲同盟】織田信長と徳川家康を結んだ軍事同盟” の続きを読む