皇紀(こうき)とは、神武天皇即位紀元の略称であり、日本の初代天皇である神武天皇が即位したとされる年を元年とする日本の紀年法です。
明治5年(1872年)に、皇紀元年を西暦(キリスト紀元)前660年=皇紀元年として法定され、太平洋戦争に敗れた後にGHQに廃止されるまで日本国内で正式使用されていました。
もっとも、日本書紀の記載を基にした神話的な神武天皇の即位年を基準としているため真実性に乏しく、現在の歴史学では皇紀を科学的年代として検討される対象となっておりません。
また、皇国史観の基礎として使用されてきた経緯からこれまで様々な批判を浴びてきた概念でもあります。
他方で、今日まで日本人の心に刻まれて生き残ってきた考え方でもあり、現在においても一定の支持を得ています。
本稿では、この紀年法の1つである皇紀(神武天皇即位紀元)について、その成立に至る経緯から簡単に説明していきたいと思います。 “【皇記(神武天皇即位紀元)】2月11日が祝日である理由” の続きを読む