甲相駿三国同盟(こうそうすんさんごくどうめい)をご存知ですか。
戦国期の巨大3勢力である、今川義元・武田信玄・北条氏康において結ばれ、三者三様のそれぞれの思惑を吸い上げて天文23年(1554年)に完成し、多大な成果を上げたものの、新勢力の台頭に翻弄され永禄10年(1567年)の今川家による塩止めにて破綻した同盟です。
本稿では、そんな戦国の巨大軍事について、その成立に至る経緯からみていきたいと思います。
なお、本稿がどの段階の話であるかよくわからない場合には、別稿【武田信玄の領土拡大の軌跡】をご参照ください。
“【甲相駿三国同盟】今川義元・武田信玄・北条氏康の巨大軍事同盟” の続きを読む