【織田信秀】津島・熱田支配による経済力を基に革新的政策を打ち出した織田信長の父

織田信秀(おだのぶひで)は、津島湊・熱田湊という経済基盤を整え、織田信長躍進のきっかけを作り上げた人物です。

織田信長の強烈な個性の陰に埋もれていますが、尾張の虎と呼ばれ、尾張国内外に織田弾正忠家の勢力を拡大させました。 “【織田信秀】津島・熱田支配による経済力を基に革新的政策を打ち出した織田信長の父” の続きを読む

【武田信虎】甲斐国を統一し戦国最強武田軍の基礎を築いた武田信玄の父

甲斐国を統一し、甲府を建設した人物をご存知ですか。

武田信玄の父・甲斐武田宗家18代の武田信虎です。

武田信玄に追放された悲しい戦国大名というイメージが先行していますが、国をまとめ、都市を造り、優秀な人材を登用し、他国を攻略していくという偉業をなし、戦国最強武田家の礎を築いたを人物です。もっと評価されていい武将です。

本稿は、そんな武田信虎について見ていきたいと思います。 “【武田信虎】甲斐国を統一し戦国最強武田軍の基礎を築いた武田信玄の父” の続きを読む

【江藤新平】政争に敗れ佐賀の乱で死刑となった日本近代司法制度の祖

日本の近代司法制度の生みの親が誰かご存知ですか。

維新の十傑とも言われ、日本の近代司法制度を作り上げるという偉大な功績を残したにもかかわらず、意外に知名度の低い人物・江藤新平です。

知っている方は、日本史通の方か法曹関係者の方ではないでしょうか。

知名度の低さは、逆賊の汚名を着せられて処刑されたこともその原因となっています。

本稿では、そんなマイナーな偉人・江藤新平の生涯について見ていきたいと思います。 “【江藤新平】政争に敗れ佐賀の乱で死刑となった日本近代司法制度の祖” の続きを読む

【井伊直政】外様大名ながら徳川四天王に上り詰めた出世頭

外様大名でありながら、徳川家臣団の中で最大知行を得るまで出生した井伊直政。

幼くして父の謀反の疑いに連座して殺されかけ、家臣団の取り計らいによって徳川家康に仕え、その後の武功・政治力により最終的に近江国佐和山藩(彦根藩)の初代藩主となり30万石の基礎を築いた大人物です。

井伊の赤鬼という渾名で知っている人が多いかもしれません。

本稿では、そんな波乱万丈だった井伊直政の人生について見ていきたいと思います。 “【井伊直政】外様大名ながら徳川四天王に上り詰めた出世頭” の続きを読む

【稲葉一鉄(稲葉良通 )】頑固一徹の語源となったと言われる西美濃三人衆筆頭武将

稲葉一鉄(稲葉良通)をご存知ですか。

美濃国曽根城主として土岐氏、斎藤氏、織田信長、豊臣秀吉に仕え、安藤守就、氏家直元と共に西美濃三人衆と称された武将です(稲葉一鉄は三人衆筆頭)。

後に江戸幕府第3代将軍・徳川家光の乳母となって権勢を振るった春日局(斎藤福)の外祖父・養祖父にあたる人物です。 “【稲葉一鉄(稲葉良通 )】頑固一徹の語源となったと言われる西美濃三人衆筆頭武将” の続きを読む

【塙直政(原田直政)】異例の出世を遂げたが本願寺との三津寺砦の戦いで討ち取られた武将

塙直政は、織田信長の下で異例の出世を遂げ、一時期は宿老達に匹敵する知行を得ていた武将です。読み方は「ばんなおまさ」であり、「はなわ」ではありません。

出世街道を駆け上っていたにも関わらず、本願寺との戦いで討ち死にした上、その責を負わされて一族郎党追放されたためその後の歴史に名を残さずマイナー扱いされています。

本稿では、そんな歴史に埋もれた武将である塙直政について見ていきましょう。 “【塙直政(原田直政)】異例の出世を遂げたが本願寺との三津寺砦の戦いで討ち取られた武将” の続きを読む

【佐久間信盛】退き佐久間と呼ばれた戦巧者ながら織田信長にポイ捨てされた筆頭家老

佐久間信盛(さくまのぶもり)は、織田信長の尾張統一戦から常に織田信長に従って転戦してきた織田弾正忠家の筆頭家老でありながら、石山合戦直後に織田信長に追放された悲劇の武将です。

綺羅星の如く湧き出る織田家の有能武将の中でも、生涯を通して織田信長に従って各地を転戦し(佐久間信盛の戦歴は織田信長の戦歴と言えます。)、「木綿藤吉、米五郎三、かかれ柴田に退き(のき)佐久間」と呼ばれた戦巧者としてこき使われた挙句、織田信長にポイ捨てされたという悲しい結末を迎えた人物です(なお、退き佐久間とは、殿軍の指揮を得意としたことに由来したあだ名です)。

本稿では、そんな悲しき武将の生涯について見ていきましょう。 “【佐久間信盛】退き佐久間と呼ばれた戦巧者ながら織田信長にポイ捨てされた筆頭家老” の続きを読む

【細川ガラシャ】心の平穏をキリスト教に求めた戦国姫

明智光秀の娘として産まれ、戦国屈指の美女として戦国の雄・細川忠興と結婚して幸せな生活を送っていた細川ガラシャですが、父・明智光秀の謀反により裏切者の娘として蔑まれる人生を送ることとなります。

幽閉・監視下での生活の安らぎをキリスト教に求め、心の平穏を取り戻した細川ガラシャですが、その後石田三成の人質となるのを嫌って死を選び悲劇のヒロインとなります。

そんな細川ガラシャの悲しい人生について見ていきましょう。 “【細川ガラシャ】心の平穏をキリスト教に求めた戦国姫” の続きを読む

【藤原清衡】前九年の役・後三年の役の唯一勝者となった奥州藤原氏4代の祖

藤原清衡(ふじわらのきよひら)は、今からおよそ900年前に京から遠く離れ未開の地と言われた奥州でのし上がり、遂には都を凌駕するともいわれる栄華を極めた奥州藤原氏4代の祖となった人物です。

名門藤原氏の血を有しながら、奥州の血で命の危険を何度も潜り抜けて泥臭く生き抜いた人物でもあります。

本稿では、そんな波瀾万丈の人生を歩んだ藤原氏初代当主の人生を振り返っていきたいと思います。 “【藤原清衡】前九年の役・後三年の役の唯一勝者となった奥州藤原氏4代の祖” の続きを読む

【木曾義仲(源義仲)】京から平家を追放した朝日将軍の転落人生

 

木曾義仲は、平氏打倒で名を挙げて旭将軍として謳われるなど誰もがうらやむ名声を得ながら、人心を失って悲しい最期を遂げた人物です。

平家物語に描かれた、幼い頃から苦楽を共にしてきた巴御前との別れのエピソードなどが有名かもしれません。

本稿では、そんな波瀾万丈の人生を駆け抜けた木曾義仲の生涯について、できるだけわかりやすく説明していきたいと思います。 “【木曾義仲(源義仲)】京から平家を追放した朝日将軍の転落人生” の続きを読む