近衛天皇(近衞天皇・このえてんのう)は、院政を敷いて絶大な権力を手にしていた鳥羽上皇の第9皇子として生まれました。
鳥羽上皇の傀儡として物心つく前に天皇に即位させられ、即位後も実父である鳥羽上皇と、養父兼系図上の兄である崇徳上皇の権力闘争の駒として使われた悲しき天皇です。
幼い頃から政争の真っ只中でストレスに晒され続けまた元々体も弱かったこともあって宝算17歳の若さで崩御されました。
本稿では、そんな悲しい人生を歩んだ近衛天皇の生涯について振り返ってみたいと思います。 “【第76代・近衛天皇】鳥羽上皇と崇徳天皇の政争の道具にされた天皇” の続きを読む