鎌倉幕府というと何を思い浮かべますか。
源頼朝が開いた武家政権としての国家機関を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。
幕府というのが武家政権であると考えられるのは、後世の室町幕府・江戸幕府のことであり、鎌倉幕府とは単に鎌倉殿(鎌倉幕府将軍)本陣、そしてそこから派生して邸宅・政庁というを意味するにすぎません。
すなわち、鎌倉幕府とは、「鎌倉殿が生活する建物」を意味しているにすぎないのです。
そして、この鎌倉幕府(鎌倉殿の政庁)は、時代により3か所存在しています(仮御所を含めると4か所)。
そこで、本稿では、この鎌倉幕府の変遷について簡単に説明したいと思います。 “【鎌倉幕府は3つある】大倉幕府・宇津宮辻子幕府・若宮大路幕府について” の続きを読む