六波羅探題(ろくはらたんだい)は、承久の乱の後、朝廷を監視するために置かれた鎌倉幕府の出先機関です。
朝廷を監視するための機関と言っても、実際には朝廷を威圧して意のままに動かすために設置された機関ですので実際の機能は鎌倉幕府の軍事基地です。
この六波羅探題の設置により、それまでの朝廷と鎌倉幕府という二元政治体制が終わりを迎えて真の武家政権が成立していますので、本稿ではそこに至る経緯から順に説明したいと思います。 “【六波羅探題の設置】朝廷が力を失うきっかけとなった鎌倉幕府の軍事基地設立” の続きを読む