千葉常胤(ちばつねたね)は、平安時代末期から鎌倉時代前期にかけて、下総国の有力在庁官人として、下総国・千葉荘を本拠地として勢力を誇った武将です。官途名は千葉介(ちばのすけ)です。
千葉家の家督相続後に、相馬御厨・橘庄を失い、一時は千葉荘のみを有するに至るまで落ちながら、源頼朝の挙兵を援け、鎌倉幕府有力御家人となって20か所以上の所領を有するまでに勢力を拡大させた千葉家中興の祖でもあります。
本稿では、安房国に逃れた源頼朝をいち早く援け、源頼朝から師父とまで評された千葉常胤の生涯について見ていきたいと思います。 “【千葉常胤】源頼朝に父と言われた鎌倉幕府創立の立役者” の続きを読む