持統天皇(じとうてんのう)は、皇室史上3人目の女性天皇として第41代天皇となった女性です。
強権を誇った天智天皇の娘として生まれ、叔父である天武天皇の皇后となり、壬申の乱では異母兄弟である弘文天皇を滅ぼして夫を即位させるという複雑な家庭環境下での生活を強いられました。
夫である天武天皇崩御・子である草壁皇子薨去後に、孫である軽皇子が成長するまでの中継ぎ天皇として即位したのですが、その他の女性天皇とは異なり、形式的即位ではなく、実権を持って政治を行なった女性天皇です。
政治的にも相当優秀であったと考えられ、飛鳥浄御原令施行・庚寅年籍編纂・藤原京遷都など数々の大事業を成功させています。
また、譲位後にも政治に関与し、大宝律令完成や日本への国号変更にも携わったと考えられています。 “【第41代・持統天皇】飛鳥浄御原令施行と藤原京遷都を成功させた女帝” の続きを読む