日本史上、最大規模の混乱期とも言える南北朝時代。
後醍醐天皇による南朝樹立から、足利義満による南北朝統一に至るまで約60年もの長きに亘って日本国内を悩まし続けました。
この南北朝の争いは、北朝のある京と南朝のある吉野との間だけで行われていた訳ではなく、全国各地で繰り広げられていました。
当然、東北地方でも起きています。
本稿では、東北地方で起きていた南北朝の争いのうち、初期の状況について見て行きたいと思います。 “【奥州の南北朝の戦い・初期編】鎮守府将軍北畠顕家vs奥州総大将斯波家長” の続きを読む