日本の主食と言えば米です。
本稿執筆時の日本国内での米生産高は、1位新潟県・2位北海道・3位秋田県・4位宮城県・5位福島県・6位山形県(本稿起案の2024年時点ランキング)となっており、東北寒冷地域だけで日本の4分の1を占める米の中心生産地となっています。
もっとも、常識的に考えるとこれはかなり奇妙な順位です。
元々熱帯性農作物として誕生した稲は、高温多湿を生産条件とする植物であり、寒冷地生産には向かないはずだからです。
今日の米生産は、この問題点を克服した結果なのです。
現在当たり前のように食べられている寒冷地米は、実は苦難の歴史を克服しようとした苦労した技術者達の成果です。
本稿では、この技術者たちの成果=寒冷地での稲作を成功させるに至った経緯について見ていきたいと思います。 “【東北地方はいかにして日本の穀倉地帯となったのか】” の続きを読む